秋田県大仙市で開催された国際花火シンポジウムに行ってきました!
世界各地の花火師が一堂に会し、花火に関する研究発表や商談取引、そして夜には世界の国際色豊かな花火と日本の名だたる花火職人の手がける花火が共演する「大曲の花火〜春の章〜『世界の花火 日本の花火』」が秋田県大仙市大曲で開催されました。
そもそも大仙市は、毎月1回花火が打ち上がるという、花火大好き花火の街なのです。
1910(明治43)年に始まり、毎年夏に開催されている「大曲の花火大会」では、内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・文部科学大臣奨励賞・中小企業庁長官賞などが授与されることから、日本の花火職人が目標としその技術を競い合う花火競技会でもあります。
その観客動員数は毎年70万人にもなるとのこと。
70万人が、花火の打ち上がるのを楽しみにして、一緒に空を見上げて、綺麗だねと楽しめるってものすごく素敵な光景だなぁと思うのです。
映像は、和火。
明治時代に外国からの花火が入る以前に、江戸時代からつくられていた日本の伝統的な花火です。
私たち日本人にとっては何だか心落ち着く色合いですよね。
心配だった雨も、本番前にはすっかり止んで空には虹が出てました。
昨日は、日本の花火の他に、世界の花火として中国&イギリスチーム、メキシコチームの花火が上がりました。
特にメキシコチームの花火では、スペイン語でメキシコってこんな国なんだ!という挨拶から始まり、メキシコっぽいアレグリア(歓喜)な曲や、恋に落ちた男性が好きで好きでたまらない女性に対する愛を歌ってるっぽい曲に合わせて花火が上がり、メキシコワールドを演出していました。
これがエクアドルだったらどんな音楽でどんなふうになるんだろうと思ったりしてました。
私なんて、「続いてはエクアドルです!」なんてアナウンスがあればそれだけでブラボー!!!と叫んでしまう。
何の巡り合わせなのか、花火を見た場所がメキシコチームの方の隣だったので、仲良くなり、お互いの花火文化についてなど色々とお話ができました。
ドイツや中国でも打ち上げたことのある彼らは、「日本の花火はとても感動的だ」と言っていましたよ。
外国の方のお客さんも多く、こんなに大きなスクリーンで、みんなで花火の美しさに歓声をあげ、幸せなひと時となりました。
外っていうのがまた気持ち良い!
エクアドルの人たちと一緒に花火が見たい!
そしてもう一つ。
この大曲の花火大会も、その歴史の中で、戦時中は開催が一旦中止されています。
世界中の爆弾と呼ばれるあらゆる火薬が、全て花火になって打ち上がればいいのに。
どこの国の子供達の元にも爆弾ではなく、花火が打ち上がるような、そんな世界に近づけていきたいです。