news 2016年02月27日

エクアドル訪問記3: 花火教室2・日本語語学学校FUJINO

午前中の日本人補習学校に引き続き、夕方からは日本語語学学校FUJINOさんで花火教室を開催させていただきました。

まずは日本語学校FUJINOさんをご紹介!

Fujino japonés

この学校は、今から13年前に青年海外協力隊の日本語教師としてエクアドルに派遣された女性が、現地のエクアドル人の方と結婚し、7年前に2人で始めた日本語の語学学校です。
エクアドルではそれまで実施されていなかった、日本語能力試験を実施するように働きかけたのも彼らで、4年前に第一回日本語能力試験を実施させました。
常にエクアドルの日本語教育を良くしていこう、エクアドルで日本語を勉強する人達に、またさらに次の可能性を与え続けている、そんな2人の学校です。

私は協力隊隊員だったその女性と最初に知り合いましたが、9年前私がスペイン語を勉強するためにエクアドルに滞在している時、ちょうど彼女も協力隊を終えて、再びエクアドルに戻り、まだ学校もなく、仕事もあまりない状態の中で、それでもエクアドルで生きるんだと一人奮闘していました。
ご縁があって、当時しばらくの間一緒に住んでいたことがあり、彼女の頑張りを近くでずっと見ていて、学生だった私は、なんだか自分はこんなに甘っちょろくやっている場合ではないなぁと、刺激を沢山受けたことを覚えています。
今では生徒さんも沢山いる素敵な学校です。

そんな彼女と、今回花火教室を一緒にできて本当に嬉しいです。
エクアドルという国に出会い、彼女は彼女の人生を、私は私の人生を生きる中で、エクアドルとの関わりの中で一緒にできる、それは喜びが生まれるものだということが本当に嬉しい。

FUJINOさんでの花火教室も、日本の花火の歴史をお勉強する花火講座、模擬玉作りのワークショップの二本立てで開催いたしました。

花火の歴史講座では、日本の花火は、
los fuegos artificiales(英語ではfire works)ではなく、私たち日本人にとってそれは夜空に咲く花なんだということを伝えるところから始め、日本人にとって花火はどういう存在なのかということを伝えました。

FUJINO1

FUJINO2

またそれぞれが思い描く花火の色を塗ってもらうワークショップでは、日本人にはなかなか出てこない色の組み合わせの花火も出てきて、実際にこんな花火が打ちあがったらおもしろいねと、花火師さんもわくわくしておりました。

FUJINO3

今回日本の花火を伝えることで、ますます日本語を勉強するきっかけのひとつとなり、また少し、彼らと日本が近づいたなら嬉しいです。

参加していただいた皆様、FUJINOさん、本当にありがとうございました。

FUJINO4